X11で日本語が使える環境を作る [UNIXアプリ]
前回からのつづきで、
[第6章 X11の日本語環境を整備する]
http://www015.upp.so-net.ne.jp/orinaka/shigoto/book037.html
6-1 かな漢字変換ソフトの導入
■Kinput2のインストール
から、先にやってしまいます。
Easy Package経由で、kinput 2 3.1_05をインストール。
ところで、本には、Kinput2(ケー・インプト・ツー)を入れただけでは、
X11で、漢字変換は出来ませんと書いてあるんですね。。。
とにかく、X11で、日本語が使える環境を整えるには、
私の場合、マニュアル本は必須でした。
今まで、何回かOS X 10.3をインストールし直していて、
そのたびにX11の日本語環境を作っているのに、
あいかわらず、本と首っ引きです。
だいたいの手順は覚えたけど、X11を起動して打ち込むコマンドとかがわからない。
■Mac OS Xの環境ファイルの変更
EasyPackageのサイトの、
Menu > Tips > Tips/X11環境設定 と入ると、
environment.plistというファイルが置いてあります。
または、
Menu > Tips > OpenOfficeのインストール の、
http://ie.u-ryukyu.ac.jp/darwin4u/index.php?cmd=read&page=Tips%2FOpenOffice%20%A5%A4%A5%F3%A5%B9%A5%C8%A1%BC%A5%EB
日本語入力環境の設定 のところにも、
同じ、environment.plistファイルが置いてあります。
どちらのファイルでもいいので、
ダウンロードしておきます。
これは、私は飛ばしてしまったけど、
[第4章 高機能グラフィックソフト「Gimp」を使う]
■Mac OS X側の環境ファイルの準備
に書いてある【Mac OS X側の環境ファイル】、
つまり、Mac OS XのX11で日本語を扱うための環境ファイルを作成した、
environment.plistを、Kinput2用に書き足したもので、
本には作成方法も、細かく書いてありますが、
EasyPackageのサイトに同じものが用意されているので、
こちらを使った方が確実です。
で、ダウンロードした【environment.plist】を、
ユーザーフォルダに作った、「.MacOSX」という不可視フォルダに保存します。
この「.MacOSX」という不可視フォルダを作成するのに、
TinkerToolが必要だったわけです。
TinkerToolを起動して、
隠されたファイルおよびシステムファイルを表示する
にチェックを入れて、Finder を再起動で、不可視フォルダが見えるようになるので、
「.MacOSX」という「.」ではじまる名前の不可視フォルダが作成出来ます。
この中に、【environment.plist】を保存します。
保存したら、設定を有効にするために、再起動、または、
ログアウトして、再ログインします。
そうしたら、X11を起動。
/usr/X11R6/bin/kinput2 -macim &
と入力して、リターンキーで、Kinput2が起動すると書いてありましたが、
私の環境(OS X 10.3.9)では、この方法では、Kinput2は起動してくれません。
コラム◆ことえりではなくCannaを使ってみる
の方、Kinput2+Cannaを使うと、Kinput2が起動するので、
私は、OS X 10.3.9環境では、ずっとこちらを使っていました。
実は、今、OSをインストールし直して、
まだ、10.3.9にアップデートしてない10.3.3のままだったので、なぜか、ことえり+Kinput2のパスが通って、起動出来てしまいました。
10.3.9にアップデートすると、たぶん起動出来ないと思う。なので、いつも通り、Kinput2+Cannaの方を使おうと思います。
■ 参考サイト
X11 for Mac OS Xでことえりを使う
http://www.sol.dti.ne.jp/~kikuyan/macosx/x11kotoeri.html
Mac OSX の X11 環境で日本語入力( kinput2 + canna )
http://bloodlinejp.ddo.jp/blog/?p=556
kinput2 の使い方
http://www.proc.org.tohoku.ac.jp/~hoshi/kinput2/
つづく
コメント 0